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2013年に世界遺産に登録された富士山。世界遺産になったことで、世界各国からも注目さたこともあり、登山者、観光客は増えています。

世界遺産には3種類あるのですが、富士山は正式には世界文化遺産です。「文化」「自然」「複合」の3種類の世界遺産の中から文化遺産として登録されました。通常であれば「自然」なのかと思いますが、なぜ「文化」として登録されたのでしょう?

ここでは、富士山が世界文化遺産になった理由や、まだまだ油断できない登録取り消しになる可能性についてもお伝えします。

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世界遺産とは?

世界遺産とは、貴重な建物や美しい自然など未来へと伝えていかなければならない人類が共有すべき遺産のことです。

カンタンに言うと、世界中の人にとって、価値ある建物や自然などを選んで、守っていこうという取り組みのことです。1972年に国連の機関であるユネスコ(国連教育科学文化機関)の総会で、「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」を決めたのがはじまりです。

ユネスコ(UNESCO)とは、教育や科学、文化面で世界中の国々が強力できるよう設立された国連の機関で、世界遺産を決める機関でもあります。ユネスコの「世界遺産委員会」で各国の代表が集まり、世界遺産を決定します。

よくユニセフ(UNICEF)と間違えられますが、こちらは「国連児童基金」といって、戦争で被害を受けた学校や建物を修理したり、学用品を援助するなど、子供たちを守る機関です。

世界遺産には「文化」「自然」「複合」の3つの種類があります。

1.文化遺産

歴史や文化を伝える貴重な建物や遺跡で、インドのタージ・マハルやエジプトのピラミッドなどです。

2.自然遺産

特徴のある地形や地質、生態系、絶滅のおそれのある動植物でアメリカのグランド・キャニオンやタンザニアのキリマンジャロ国立公園などが登録されています。

3.複合遺産

文化遺産と自然遺産の両方を兼ね備えるもので、ペルーのマチュピチュなどです。

富士山はこの3つのうちの「文化遺産」に登録されました。

富士山が文化遺産になった理由とは?

富士山の世界遺産登録名は、「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」で文化遺産としての登録です。

当初は、自然遺産としての登録を目指していましたが、ゴミの不法投棄、環境悪化により本来の自然が保たれていないという理由で、文化遺産での登録へ方向転換しました。

美しい景観だけでなく、信仰の対象としても特別な価値を持ち合わせているということで2013年6月に世界文化遺産として登録されました。世界遺産として登録されるまでに約20年の歳月がかかっています。

ただし! 実は環境対策の課題がまだ残っており、世界遺産として登録が取り消される可能性もあるんです。

富士山は、環境問題が不十分なため、環境保全策を提出するよう勧告がきているのです。なので、条件付きで登録されたといっても過言ではなく、まだまだ油断はできません。

関係者にとっては長年の夢が叶い、世界遺産にやっと登録されましたが、まだまだ予断を許さない状況で、むしろこれからの対策が大変です。

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日本にある世界遺産

日本には2016年現在、19の世界遺産があります。

文化遺産

法隆寺地域の仏教建造物(奈良県) 
姫路城(兵庫県) 
古都京都の文化財(京都府・滋賀県) 
白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県・富山県) 
原爆ドーム(広島県)
厳島神社(広島県) 
古都奈良の文化財(奈良県)
日光の社寺(栃木県) 
琉球王国のグスクおよび関連遺産群(沖縄県) 
紀伊山地の霊場と参詣道(奈良県・和歌山県・三重県)
石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県)
平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(岩手県)
富士山―信仰の対象と芸術の源泉(山梨県・静岡県)
富岡製糸場(群馬県)
明治の産業革命遺産

自然遺産

屋久島(鹿児島県)
白神山地(青森県、秋田県)
知床(北海道) 
小笠原諸島(東京都)




20年の悲願がかない、日本で17番目の世界遺産になった富士山。世界遺産登録の取り消しにならないためにも、むしろこれからの課題の方が山積みです。

環境問題はみんなが意識すれば改善する問題です。せっかく登録された世界遺産を守っていきましょう!

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