転職活動している方にとって年収交渉は難しいと感じているのではないでしょうか。
「高い年収を希望すると印象が悪くなるのでは」と不安になる方もいますが、結論からいうと希望年収はしっかりと伝えるべきです。
転職エージェントとの面談でも、希望年収は明確に伝えてから転職活動をした方がいいです。日本人は、お金の交渉ごとはあまり上手くないと言われていますが、ここは割り切って転職の1つの軸としてしっかり伝えましょう。
本記事でわかること
- 転職活動での年収交渉のやり方
- エージェントに年収交渉を依頼するタイミング
- 年収交渉でやってはいけないこと
今回は年収交渉について纏めてみました。年収交渉を依頼するタイミングや、年収交渉で絶対にやってはいけないことをお伝えしていきます。
記事は3分ぐらいで読めるので、早速みていきましょう♪
転職活動で必須の年収交渉術!エージェントを活用する!
僕は転職活動するときは、転職エージェントを使っていました。
転職エージェントの使い方!おすすめは5社全部です!でもお伝えしたとおり、複数のエージェントを利用して転職活動した方が、自分に合った求人を見つけることができましたし、年収交渉まで代行してくれるのはありがたかった。
直接、会社の担当者と交渉しなくていいのは、転職エージェントを利用する最大のメリットです。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、会社の採用背景や給与体系も把握しているので、どのタイミングで年収交渉すべきか、どの年収が妥当なのかも知っています。
また、転職エージェントは、応募者の年収が高ければ高いほど、受け取る成果報酬が高くなるというビジネスモデルです。エージェント側にも年収交渉するメリットがあるんです。
なので、年収交渉するときは、転職エージェントを活用して進めるのがおすすめです。
転職エージェントと面談する際は、担当キャリアアドバイザーに希望する年収をはっきりと伝えておきましょうね。
転職エージェントに年収交渉を依頼するタイミング
転職エージェントに年収交渉を依頼するタイミングは3つあります。これ以外のタイミングでの交渉は難しいと思ってください。
年収交渉を依頼する3つのタイミング
- 書類選考のフェーズ
- 最終面接のフェーズ
- 最終面接終了後から内定までのフェーズ
書類選考のフェーズ
年収交渉を依頼するタイミングの1つめは書類選考時です。
僕が採用担当として書類選考時によくみているの応募者の希望年収です。なぜなら、希望年収がうちの給与水準の範囲外だと、そもそも雇えないので書類選考時に落としてしまいます。
転職サイトからの個人の応募と違い、転職エージェントから推薦されてくる応募者は、そのアンマッチがありません。
エージェントが当社の給与水準も知っているので、その条件に見合った応募者しか推薦してこないからです。会社、応募者ともに無駄な時間がなくなります。
なので、転職エージェントには自分が希望する年収を明確に、応募する前に伝えておくのがポイントです。
最終面接のフェーズ
2つめのタイミングは最終面接時です。
選考中は、年収交渉については転職エージェントを経由するのが鉄則ですが、僕は面接時に直接応募者に聞くことが多いです。
エージェントから聞いているのと違う場合もあったり、遠慮して少なめに伝える応募者もいます。
もし面接官から希望年収について聞かれた場合は、転職エージェントに伝えた希望年収と同じにしましょう。ここが違うと、忖度しているのか、本音はどちらなのか、人事担当者を迷わせることになります。
最終面接終了後から内定までのフェーズ
年収交渉する3つめのタイミングは最終面接終了後から内定までの期間です。
この期間は他の応募者との比較によって合否を決定していくフェーズです。あらためて転職エージェントに希望年収を聞かれた場合は「この年収で内定承諾します」とはっきりと伝えましょう。
会社からみた場合、どうしてもほしい人材であれば、多少の年収アップのバッファはもっています。転職エージェントを上手く活用して、年収交渉を進めましょう。
年収交渉で絶対にやってはいけないこと
年収交渉するための前提として、選考時に高い評価を受けていることがポイントになってきます。
そもそも会社が採用したいという人材でないと、交渉の余地はありませんので注意してくださいね。その上で、年収交渉で絶対にやってはいけない注意点をみていきましょう。
年収交渉で絶対にやってはいけない3つの注意点
- 現職の年収を実際より高く伝える
- 内定が出た後の年収交渉
- 希望年収と最低希望年収に差をつける
現職の年収を実際より高く伝える
内定した会社に対しても、転職エージェントにも、現職の実際の年収を高く伝えることはNGです。
転職エージェントは、年収の30%を成果報酬として会社から受け取ることもあり、年収確認のために源泉徴収票や給与明細を確認します。また会社に入社しても源泉徴収票の提出はマストです。
虚偽の申告をすると、信頼関係が崩れることはもちろん、今後転職支援サービスを受けられなくなる可能性もあるので注意してください。
僕が採用してきた応募者の中にも、時々いらっしゃいました。一気に信頼関係がなくなるので絶対NGですよ。
内定が出た後の年収交渉
内定は稟議書を回して、上層部決済というプロセスを経て内定出しをする会社もあります。稟議書には、どこに配置され、これぐらいの年収という労働条件も記載されています。
労働条件も含めて決定されているため、内定後に年収交渉をはじめると、内定取り消しという可能性もあります。さらに印象も悪くなります。
なので、キャリアアドバイザーとは蜜にコミュニケーションをとって年収については相談しておきましょう。内定が出る前には必ず年収交渉を終わらせることがポイントです。
ちなみに僕の会社では、内定承諾書を送付してから、年収交渉に応じることはありません。今までに実績としてもゼロです。
希望年収と最低希望年収に差をつける
希望年収と最低希望年収に差をつけるのはやめておいた方がいいです。
会社はコストをおさえたい、転職エージェントに仕払う金額をおさえたいので、希望年収より最低希望年収が低いと、最低希望年収の金額を提示される可能性が高くなります。
僕も最終面接では「希望年収と最低希望年収に差をつけている理由は何ですか」と必ず質問します。明確な理由がないと、たいがいは最低希望年収もしくは中間をとってオファーすることが多いです。
(もちろん面接時に高い評価を受けている前提です)
まとめ:年収交渉は転職エージェントに任せる
年収交渉は、転職エージェントに任せるのがおすすめです。
転職エージェントは過去の採用実績からも、提示可能な希望年収を把握していますし、会社と対等な立場で交渉もしてくれます。また、応募者の年収でエージェントの成果報酬も決まってくるので、本気で売り込んでくれます。
あなたは、内定を獲得するための職務経歴書作成や面接対策などの準備に時間を使って、応募手続や年収交渉などの作業は、転職エージェントに任せましょう。
交渉に関して安心してお任せできるおすすめの転職エージェント5社も紹介しておきますので、ぜひ参考にしてください。
ちなみに僕はdoda(デューダ)にお願いして転職先を決めたので、5社も登録が面倒だという方に、最初におすすめしています。
おすすめの転職エージェント5社