「会社を辞めたいけど、何から手をつけたらいいのか分からない」という方向けに、会社を辞める手順と退職を切り出すタイミングを徹底解説していきます。

これから紹介する手順にそって進めていけば、確実に会社を辞めることができます。




本記事でわかること

  • 円満に退職するための手順
  • 退職をきりだすタイミング

とはいえ、退職後に一緒に仕事をすることもあるかもしれないので、円満に退職する方法を解説していきます。

【円満退職の極意】手順からタイミングまでを徹底解説します!

退職する前に決めておきたいのが転職先。

転職先を決めずに退職の申し出するのは、おすすめできません。半年ぐらいは失業保険をもらいながら転職活動もできますが、半年で決まるとも限りません。

生活が一気に不安定になるので、退職する前には転職先を決めておくのは鉄則です。(もちろん起業する方、フリーランスで生きていく方は、準備しているでしょうから除きます)

退職を考えている方で、まだ転職活動をはじめていない方は転職エージェントの使い方!おすすめは5社全部です!を参考に、転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談してみましょう。

円満退職の手順とタイミング

民法上は2週間前までに退職の意志を表示しておけば、退職することができるとなっています。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
(民法627条1項)

とはいえ、2週間後に退職できるというのは民法上の話であって、急にあなたがいなくなると、今まで働いてきた仲間や会社にも相当な迷惑がかかってしまいます。

円満に退職するためにも、しっかりと退職プランを立てて、余裕をもって退職を進めたほうがいいでしょう。具体的な手順は次の通りです。

円満退職の3つの手順とタイミング

  1. 退職プランを立てる(3〜6ヶ月前)
  2. 退職を申し出る(1ヶ月前)
  3. 引き継ぎと挨拶(1ヶ月前〜当日)

3つの手順の詳細をみていきましょう。

退職プランを立てる(3〜6ヶ月前)

退職までのスケジュールを立てるのに、まずやることは会社の就業規則の確認です。退職の申し出は「退職日の何ヶ月前」と記載があるかと思います。会社の規則はチェックしておきましょう。

一般的には1ヶ月前までに会社に伝えるのがいいでしょう。退職補充や引き継ぎを考えると、最低でも1ヶ月の期間は必要です。

円満に退職するためには、ある程度の期間の余裕を持って伝えるのがマナーかと思います。

退職の申し出後に引き留めにあうこともありますが、そこは明確に辞めると言い切りましょう。次の転職先が決まっていると、辞めやすいです。
 
なので、退職を考えはじめたら転職活動は同時で進めましょう。

僕は、常日頃から自分の市場価値を上げるために、転職情報にアンテナをはっていて、今どんなスキルが求められているのかトレンドをみています。

転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談すると、転職や退職のアドバイスもくれるので、ぜひ活用しましょう。

参考記事:市場価値の高い人材になる!3つを意識して会社依存から抜け出す!

退職を申し出る(1ヶ月前)

転職先も決まったら、退職の申し出を直属の上司に伝えましょう。円満に退職するためにも「直属の上司に申し出する」というのがポイントで、上司が原因で辞める場合でも、原則レポートラインはしっかり守りましょう。これは組織で働く方のマナーかなと。

伝えるときは、退職届を準備し口頭と書面の両方で伝えるのがベストです。口頭だけだと、後々トラブルになるケースもあります。 あとは、退職届のコピーは念の為、手元に残しておきましょう。
 

退職交渉時で気をつけること

  • 次の会社名は明かさない:辞めた会社からのクレームなどを懸念
  • 口頭だけでなくメールでも残しておく:何かあったときの証拠となる

それでもどうしても辞めさせてくれない、引き留めが強い場合は、退職代行を使うのも手です。

>>退職代行jobsの公式サイト
>>退職代行EXIT(イグジット)の公式サイト

お金はかかりますが、面倒な手続きから交渉までやってくれるので便利ですよ。ただし退職代行を使うと、円満退職という訳にはいかないケースもあるので注意してください。

引き継ぎと挨拶(1ヶ月前〜当日)

退職日が決まったら、有給休暇を取得する日を決めて、具体的な引き継ぎスケジュールを確定していきます。

後任者が決まっているなら、退職までになるべく一緒に仕事(作業)をして引き継ぎます。マニュアルを見るだけでは、実際の作業となったときに中々できないものです。

後腐れなく会社を去るためにも、後任者への引き継ぎはしっかりやっておきましょう。

また、最終日までにやっておくことまとめました。

最終日までにやっておくこと

  • 取引先への挨拶(+取引先担当者へ後任者を紹介)
  • 引き継ぎマニュアルの作成
  • PCやサーバーに保存しているデータの整理
  • 机やロッカーの清掃
  • 会社からの貸与物の返却(PC、スマホ、カードキーなど)

最終日は、社内でお世話になった方々へあいさつ回りをしておきましょう。退職しても、どこかで会って、また一緒に仕事をする可能性もあるので、良好な関係を続けるためにも、最後の挨拶は欠かさないことです。

まとめ:退職プランを立てておくのがポイント

円満退職に向けた手順やタイミングをみてきました。
 
円満退職の3つの手順とタイミング

  1. 退職プランを立てる(3〜6ヶ月前)
  2. 退職を申し出る(1ヶ月前)
  3. 引き継ぎと挨拶(1ヶ月前〜当日)

退職を検討している方は、転職活動も同時で進めましょうね。何度も言いますが、退職後に転職活動を始めるのはおすすめできません。心の余裕もなくなりますし、デメリットの方が多い。

転職エージェントを使えばスムーズに転職活動を進めることができるので、ぜひ活用しましょう。

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