僕は仕事で採用を担当していることもあり、新卒の就活生や転職者の面接をする機会が多いです。

どんな職種でもそうですが、人事がみているポイントというのは大枠で3つぐらいです。このポイントをおさえておけば、自信をもって面接にのぞめるはず。

今回は自己紹介(PR)でおさえておくべき失敗しない3つのポイントをお伝えしていきます。

どの会社の面接でも使えるものなので参考にしてください。

転職面接の自己紹介(PR)はこうつくる!失敗しないためのポイントは3つ!

僕が面接官としてみているポイントは大きく3つです。

人事の交流会などで、ベンチャー企業や大手企業との人事担当者と話しても同じようなことを言っていたので、大きくズレてないはず。

次の3つを意識して自己PRを作成していけば失敗しないでしょう。

自己PRで失敗しないための3つのポイント

  1. 自分は何ができるのかアピール
  2. 会社が求めていることに応えられるアピール
  3. 自己PRをかなり絞ってアピール

転職サイトや面接対策本って情報量が多すぎて読む気なくします。書いてあること全て覚えてられないし、いわゆる一般論も多いので。

なので3つのポイントをおさえておきましょう。

自分は何ができるのかをアピール

自己PRをしっかりつくりこめば、どんな質問にも対応できるはずです。

まずは「自分は何ができるのか」という点を考えていきます。面接官とズレやすいポイントはここなので。

よくやってしまう失敗が、実績だけを伝えること。「目標数値を150%達成してきた」「会社の社長表彰を受けた」という結果のみを伝える方がよくいます。

大事なのはプロセスを具体的に伝えられるか。

・どういう工夫をして目標数値を達成したのか
・壁にぶつかったときに、こういった行動や思考で解決してきた
・目標を達成するために日々してきた行動
・お客様のために注力してきたこと

などなど、結果だけでなく「結果に対して具体的にとってきたプロセス」を語れるようになりましょう。

また、性格的なアピールは不要です。「コミュニケーション能力があります」「いつま前向きで明るい」といった性格アピールは、面接官をうんざりさせています。

転職の面接では、仕事で自分は何ができるのかをベースにアピールポイントを探していきましょう。

仕事の成果に対して自分が実行したアクション、思考、プロセスを語れることがポイントです。

これに加えて、自分に与えられた目標だけでなく「応募先の会社がめざしている姿」に絡めてアピールできるとなお良いでしょう。会社全体のことを考え物事を捉える力。これ大事です。

視座の高さを意識して仕事に取り組んでいる姿勢をアピールすると、面接官からはだいたい高評価を受けます。

会社が求めていることを知り再現性をアピール

2つ目のポイントは「自分ができること」が応募先で役に立つことをアピールすることです。

面接官としては「あなたができること」を知ると、次に「できることが会社に役立つのか」「同じように活躍できるのか」をみています。

自分のできることをばかりを伝えても実は的外れなケースが多いです。会社が求めていることを知った上で「自分はこういうことで役に立ちますよ」とアピールするのは当たり前です。

会社が面接で重視するのは「うちの会社でも同じように活躍できるかどうか」です。いわゆる「再現力があることを伝られるかどうか」は面接官が最重要視しているポイント。

なので、応募先の会社情報を収集して、自分のこういうスキルが役に立っている姿をイメージできるぐらいまで考えます。

そうすることで、面接でも貢献できるポイントを的確に伝えることができます。

相手のニーズを知ることは大切です。求人情報には「求める人物像」や「求めるスキル」「与えられるミッション」といった項目が書かれています。

また、転職エージェントも情報を多く持っているので、質問することで会社情報を把握できます。

会社がどういう方向に行こうとしているのか、どんな価値観を大切にしている会社なのか、応募先の特徴を見極めることで、より効果的な自己PRができます。

アピールポイントをしぼる

今の仕事や自分のスキルを振り返っていると、いろいろとアピールしたいことが出てくるはずです。

ただし、いくつものアピールポイントを、短い時間で伝えるのは難しく、全体の印象がぼやけることにもなります。

複数のアピールポイントを何でも伝えるのではなく、相手のニーズと合致したもの、相手がより強く求められているエピソードに絞って伝えましょう。

面接官をやっていると、とにかく自己PRが長い方がいます。丁寧に伝えようとすることで、説明が長くなってしまうのでしょう。

また、話を広げすぎてしまって、結局何をアピールしたいのか、何ができるのかがよくわからないということも。

自己満足にならないよう相手のニーズに沿ったものだけにしましょうね。

僕は面接をするとき「量」よりも「質」を重視しています。アピールの多さは面接官を飽きさせるので、中身を考え抜き「自分は何ができて、こういった貢献ができます」を的確に伝えましょう。

まとめ:自己PRは3つのポイントで考える

自己PRで意識するのは以上3つのポイントだけです。

自己PRで失敗しないための3つのポイント

  1. 自分は何ができるのかアピール
  2. 会社が求めていることに応えられるアピール
  3. 自己PRをかなり絞ってアピール

「自己PRできることがない」という方がいますが、決してそんなことはないです。よく考えれば出てきますので面倒くさがらずにやりきってください。

この自己分析がしっかりできていると、面接で予想していない質問にもちゃんと対応できます。自信をもって回答することもできます。

自己分析ができた上で希望する会社の研究をして「自分の能力や経験がいかに貢献できるのか」をアピールしていきましょう。

ちなみに僕は転職活動するとき、自分で考えるだけでなく人に聞いてました。転職エージェントを活用したおかげで自分を知ることができました。キャリアアドバイザーに相談していると、自分の知らない強みも発見できるのでおすすめですよ。

おすすめの転職エージェントは転職エージェントの使い方!おすすめは5社全部です!でもまとめたので、ぜひ参考にしてください。