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後祭が復活し楽しみが倍になった京都祇園祭。2018年は月曜日に宵山、火曜日に山鉾巡航が開催されますが、訪日観光客も増えたこともあり例年以上に混雑が予想されます。

ここでは、祇園祭を完全攻略すべくスケジュールから日程、祭りの見どころなどを徹底調査しました。そのほか、宵山を楽しむ3つの方法と、知っておくと得する5つの情報をまとめてお伝えしていきます。それでは、早速みていきましょう。

祇園祭完全攻略術!

祇園祭を完全攻略すべく次にそって紹介していきますね。

・祇園祭の開催日程は?
・京都駅からの便利なアクセス方法は?
・持って行くと便利なものは?
・山鉾建てとは?
・山鉾巡航を見るスポットは?
・宵山を楽しむ3つの方法
 1.歩行者天国を制するものは宵山を制する 
 2.伝統行事と神事は見逃さない
 3.御朱印集め33基を全制覇

それでは詳細をみていきましょう。

祇園祭の開催日程は?

祇園祭を楽しむためにも、まずは祇園祭を知っておきましょう。

祇園祭とは?

祇園祭とは、京都八坂神社の祭礼でにほん3大祭りの一つとして知られています。

平安時代から始まったとされ1100年の歴史を誇ります。平安時代に疫病が流行したときに、66本の矛(ほこ)を平安京の神泉苑に立てたのがはじまりで、日本を代表する祭りとなりました。

開催日程は?

祇園祭の開催は…
7月1日~31日の1ヶ月間

2014年からは150年ぶりに大船鉾が復興したのに伴って、神様をお迎えにいく前祭(さきまつり)と、お見送りにいく後祭(あとまつり)にわかれて山鉾が巡航します。宵山も前祭と後祭それぞれに行われることで楽しみも2倍になりました。

前祭2018年の日程は…
宵山:7月14日(土)~16日(月・祝)
巡行:7月17日(火)

後祭2017の日程は…
宵山:7月21日(土)~23日(月)
巡行:7月24日(火)

何と行っても祭りのハイライトは豪華絢爛な山鉾巡行です。京都市内中心部を巡行する前祭巡行(17日)後祭巡行(24日)を目当てにやって来る方も多く、市内は祭り気分一色に染まります。

京都駅からの便利なアクセス方法は?

祇園祭の最寄り駅は、四条駅もしくは烏丸御池駅となります。

JR京都駅からは、地下鉄烏丸線に乗り換えて四条駅、烏丸御池駅で下車しましょう。市内は祭り一色なので、車やバスでの移動はおすすめできません。京都駅から地下鉄を利用してアクセスしましょうね。

持って行くと便利なものは?

京都祇園祭りは梅雨まっただ中の開催ということで、いつ雨が降ってもおかしくない天気です。

なので、折りたたみ傘は必須アイテムです。また、市内は大混雑していますので、水分補給のための水筒やペットボトルは常に持っておきましょう。歩いているだけで汗をかくので、無料で配られているうちわは絶対にゲットしておきましょう。

山鉾巡行を見るスポットは?

7月17日の前祭で23基、24日の後祭10基が巡行する山鉾巡行は祇園祭のハイライトです。豪華な装飾品で飾られた山車(だし)は動く美術館と称され、京都の街中を巡行して邪気を清めていきます。

時間と観覧場所はしっかりチェックして場所を確保しておくのがポイントです。おすすめの3つのスポットと時間を紹介しますので、参考にしてください。

御池通と河原町通の交差点

時間 10:00

後祭の花笠巡行を見る観覧スポットになります。子ども神輿や祇園太鼓など1000人もの行列が京都市内を巡行し、芸術的な色彩に感動すること間違いなしです。

新町通付近

時間 11:30

前祭の山鉾巡行で辻廻しを終えた山鉾が新町通を行く姿は迫力満点です。道路いっぱい、家の軒をスレスレで通っていくのでハラハラ、ドキドキしながら山鉾巡行を見ることができます。

四条通と烏丸通の交差点

時間 9:00

四条通の歩道が広くなったおかげで、山鉾が見やすくなったのがポイントです。山鉾巡行にまつわる神事がめじろ押しで、注連縄(しめなわ)切りも見られる前祭のスタート地点でもあります。

各町内の山鉾が次々と集まってくる光景に感動しますよ。さいごに、宵山をより楽しむ3つの方法を伝えていきますね。

宵山を楽しむ3つの方法

さいごに、宵山を楽しむ3つの方法をお伝えしていきますね。

1.歩行者天国を制するものは宵山を制する 

祇園祭の宵山を楽しむには前祭がおすすめです。前祭の宵山では、18:00から四条通と烏丸通一帯が歩行者天国になるため、たくさんの夜店も立ち並び、祭り気分は最高潮に盛り上がります。

祇園囃子が夜の街に鳴り響く雰囲気は、祭ムードが否が応でも高まってきますよ。

歩行者天国は18:00から23:00を予定されていますが、スタートから2時間はどこも混雑しているので、狙い目は21:00過ぎ。人も大分少なくなるので、歩きやすく
なりますよ。

また、阪急烏丸駅と四条駅、祇園四条駅は混雑するので避けたほうが無難です。地下鉄烏丸御池駅で降りれば大混雑に巻き込まれないのでおすすめですよ。

2.伝統行事と神事は見逃さない

宵山を楽しむためにも伝統行事と神事は見逃さないようにしましょう。1ヶ月にわたる祇園祭の中でも、八坂神社の氏子である山鉾町以外の方でも見学、参加できるものもあるので要チェックです。

石見神楽(いわみかぐら)

日時:7月16日 18:30
会場:八坂神社

鳥取県の石見地方の伝統芸能が京都で見れます。八坂神社の祭神が演目に登場することから、伝統奉納神事として奉納されるようになったんです。

鷺踊(さぎおどり)

日時:7月24日 10:00
会場:八坂神社

約50年ものあいだ行われてきた鷺舞に代わって鷺踊が奉納されます。鷺(さぎ)に扮した舞い手の豪華で優雅な踊りに注目ですよ。

3.御朱印集め33基を全制覇

社寺などでもらえる墨書や押印した御朱印集めはおすすめですよ。宵山期間中は祇園祭でも御朱印巡りが実施されているので、33基の山鉾朱印を集めて全制覇しましょう。

祇園祭期間中、東急ハンズ京都店4Fでガイドブック付の御朱印帳が販売されているので手に入れましょう。




2018年の祇園祭、宵山も月曜日、巡行は火曜日と行きやすい日程となりましたね。

特にユネスコの無形文化遺産にも登録された山鉾行事は見逃せません。ちなみに一般の人が登場できる山鉾もあって、町会所でちまきや授与品、搭乗券などを購入すれば登ることもできるんです。

前祭と後祭と2度楽しめる京都祇園祭り、今年はぜひ現地で祭りを体感しましょうね。