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大阪の秋祭といえば岸和田だんじり祭です。見物客、観光客は60万人を超え、日本で最も有名な祭の1つです。

江戸時代が起源の岸和田だんじり祭は、穀物が沢山収穫できるよう祈願するお祭りで、約300年の歴史と伝統を誇ります。岸和田市民がこの祭にかける意気込みは凄まじく、市全体が祭のために異様な盛り上がりをみせます。

ここでは、岸和田だんじり祭の日程から見どころ、おすすめの観覧席、混雑を避ける便利なアクセス方法を徹底ガイドします。それでは、早速みていきましょう。

岸和田だんじり祭2016の日程

関西だけでなく日本各地から観光客が集まる伝統ある祭だけに岸和田界隈の盛り上がりはスゴいです。

1日目宵宮 9月17日(土)

午前6時~7時半   曳き出し
午前9時半~11時半 午前曳行
午後1時~5時    パレード・午後曳行
午後7時~10時   灯入れ曳行

2日目本宮 9月18日(日)

午前9時~午後0時半 宮入り
午後1時~5時    午後曳行
午後7時~10時    灯入れ曳行

本祭の前には、だんじりの試験曳きが行われるのですが、だんじりの彫刻をゆっくり堪能できるので意外とおすすめです。

本祭の曳行では、スピードがあり迫力に圧倒されるため、彫刻など細かいところにまで目がいきませんので、時間があれば試験曳きでだんじりを予習しておきましょう。

試験曳きの日程

9月4日(日)午後2時~4時
9月16日(金)午後2時~4時

だんじり祭会場までのアクセス

岸和田だんじり祭の会場は、南海線の岸和田駅と春木駅周辺です。

大阪難波駅からのアクセス

難波駅 → 岸和田駅
南海特急ラピート(1000円:21分)
南海急行(490円:27分)

難波駅 → 春木駅
南海区間急行(490円:27分)

ただし、岸和田だんじり祭開催期間中は、岸和田駅と春木駅の混雑がひどいので、春木と岸和田の間の和泉大宮駅を利用しましょう。混雑を避けられますし、曳行コースにも徒歩スグですので、おすすめですよ。ただし、普通、準急しか停車しないので注意しましょう。

難波駅 → 和泉大宮駅
南海急行+普通電車(27分:490円)
※和泉大津駅で急行に乗換

岸和田だんじり祭の見どころは?

だんじり祭の見どころは、何といっても迫力です。まずは、迫力ある岸和田だんじり祭をご覧ください。

総重量4トンもの地車(だんじり)がスピードを落とさずに道角を曲がる姿は、大迫力です。「やりまわし」と言われ、だんじり祭のハイライトです。豪快な祭というイメージも、「やりまわし」からきています。

京都の祇園祭など一般の祭であれば、山車(だし)の下に竹を敷くなどして、ゆっくり角を曲がるのですが、だんじり祭では猛スピードで駆け抜けていきます。やりまわしはタイミングも難しく、地車(だんじり)を曳く方たちの経験と技術が必要なんです。

岸和田だんじり祭に来たら、この「やりまわし」は絶対に見逃さないようにしましょうね!

また、夜に行われる灯入れ曳行(ひいれいこう)は昼間とは全く違います。だんじりに赤い駒提灯が200個つけられ、幻想的な雰囲気の祭に変わります。この灯入れ曳行も魅力的で、祭気分が盛り上がりますよ。

だんじり祭は2つの魅力があり、昼間の迫力ある祭が「動」だとすれば、夜は「静」です。どちらも魅力がありますので、ハズさないようにしましょうね!

おすすめの観覧場所!

迫力あるだんじりの曳行を観覧するために、おすすめのスポットがありますので紹介します!

こなから坂

岸和田市役所前のこなから坂を15台のだんじりが駆け抜けます。岸城神社に宮入する前の見せ場で、一気に駆け上がるだんじりは迫力満点です!

見頃:9月18日(日)午前9時頃
※予定が変更になる場合もあります。

岸和田駅前パレード

大混雑するパレードですが、岸和田商店街から次々にだんじりが飛び出し、アーケードを一気に駆け抜けます。

見頃:9月17日(土)午後1時頃
※予定が変更になる場合もあります。

カンカン場

豪快なやりまわしが観覧できる岸和田だんじり祭のメインスポットです。観覧席も設けられていて警備も厳しく混雑する場所なのですが、迫力あるだんじりを堪能できるポイントですよ!

ゆっくりだんじりが観覧できる夜の灯入れ曳行を見るなら、カンカン場から岸和田駅間の通りがおすすめです。ゆっくり曳行する22台全てのだんじりを見ることができますよ!




岸和田だんじり祭は、一生に一度は見ておきたい祭です。昼のスピード感溢れるだんじりの迫力もさることながら、夜の雅なだんじりもまた魅力的です。岸和田駅を下りれば、町全体がもう祭会場です。ぜひ一度は足を運んでみてください!