日本で最も標高が高い富士山の山頂付近の平均気温は6℃。東京の冬の気温とほとんど変わらないって知っていましたか。
ここに雨や風が加わると体感温度はググっと下がるので、富士登山において装備や服装は最重要ポイントなんです。特に初めて富士登山に挑戦する方は知らないことだらけでしょう。
・何を持っていけばいいのか
・必要な装備は何なのか
・どんな服装で登ればいいのか
・あったら便利なモノ
などなど疑問がいっぱいですよね。
ここでは、富士山登山に必要な装備や持ち物、あわせて「あったら便利なモノ」を徹底紹介。標高毎に目安となる服装や、山小屋で快適に過ごすためのウェアやギアもあわせて伝えていきます。
登山に適した機能を備え、かつ自分にピッタリなウェア&ギアを選ぶことは欠かせません。ぜひ登山前にチェックしておきましょうね。
富士山の気温は?
念の為、持ち物チェックの前に富士山の気温を確認しておきましょう。
富士登山のベストシーズンは夏ですが、標高3,000mもある富士山では気温の差も激しいんです。
夏なので登り始めは暑くて汗ばむこともありますが、100m登ると気温は0.6℃下がるため富士山頂の気温は6℃前後になります。単純に計算すると山頂とふもとの気温差は16℃もあるので服装選びが大変です。
参考に富士山頂の平均気温をご覧ください。
最低2.6℃ 平均4.7℃ 最高7.0℃
7月中旬
最低2.3℃ 平均4.6℃ 最高6.9℃
7月下旬
最低2.9℃ 平均4.9℃ 最高7.4℃
8月上旬
最低4.0℃ 平均6.5℃ 最高9.4℃
8月中旬
最低5.1℃ 平均7.8℃ 最高11.9℃
8月下旬
最低2.2℃ 平均5.2℃ 最高7.7℃
富士山を登りきるには服装対策がポイント。夏登山に対応するウエアから、頂上付近の寒さに対応する防寒具、さらに雨対策のレインウエアも必須です。
早速、気温差に対応するウェアや、長時間歩行をサポートする装備やアイテムを紹介しますので参考にしてください。特に初心者の方は必見ですよ。
富士登山の賢い7つの装備一覧
富士山は日本一の標高を誇るだけに、最短ルートであっても6時間近くかかり、歩く距離も長いです。疲労軽減や、暑さ寒さ対策など富士登山を快適にする最低限必要な装備と持ち物を紹介していきますのでチェックしていきましょう。
2.ボトムス
3.保湿ウェア
4.レインウェア
5.トレッキングブーツとソックス
6.バックパック
7.小物
1.トップス
トップスはTシャツでいいですが、素材は化繊の吸汗速乾素材がおすすめ。汗をかいても乾きやすい、登山用のTシャツは、ほとんどがこのタイプ。
いつも着ているコットンのTシャツは、濡れると乾きにくく、登山では使えません。濡れていると体温を奪われるので、寒いところでは命に関わります。
また、できれば長袖のTシャツにしましょう。日焼け対策にもなるし、標高が高くなるに連れて寒くなるので、長袖がいい。暑いときにはは腕まくりすればOKですから。
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2.ボトムス
チノパンやジーンズで富士登山している人を時々みかけますが、これはNG。厚手のコットンは濡れると乾きにくいだけでなく、生地が重たくなって歩きにくくなる。
なので、ストレッチ性のある、かつ吸汗速乾素材がおすすめです。
プラス、サポートタイツは脚の動きをサポートしてくれて、疲れにくくなるのでぜひとも履いていたい。保温も兼ねているので、脚力が不安な人には安心感が増し、おすすめです。
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3.保湿ウェア
富士山の山頂は東京の真冬と同じくらいの気温なので、夏でも保温ウェアは持っていきましょう。ご来光を待つ間、東京の冬空の下でじっと待つのと同じ感覚です。
フリースとダウンジャケットを持っていけば安心。薄手のものなら軽くてかさばりません。
あると便利な羽織モノで、ウインドジャケットも持っていたい。小さくたためるので、バックパックのポッケにでも入れておくと、肌寒くなった時にさっと羽織れます。
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4.レインウェア
できれば登山用のレインウェアを持っていきましょう。山では風が強いと、下からも雨が吹き付けるので、ビニールカッパやポンチョでは防ぎきれません。
防水透湿素材であれば安心、快適。
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5.トレッキングブーツとソックス
スニーカーでも登れないことはないですが、トレッキングブーツは準備したい。防水性や滑りづらさ、足首までカバーすることにより捻挫も防ぐことができます。
痛みといったトラブルを回避できるのは、やはり安心です。早めに購入して、たくさん歩き、足に慣らしておくのもポイント。
また、ソックスは登山用の厚手のものを選びましょう。衝撃や靴ずれから足を守ってくれるので、トレッキングブーツをセットで考えましょう。
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6.バックパック
バックパックは30リットルあればOK。山小屋で一泊するにも十分。
重い荷物を背負って、長時間歩くので、登山用のバックパックがおすすめ。ヒップベルトがあれば、腰で荷物を支えるので、軽く感じます。
荷物の重さで肩が痛くなると、気分がワルくなるほどつらいので、体のサイズに合ったバックパックを選びましょう。背中の長さを基準に選ぶのがポイントなので、登山専門店のスタッフに頼りましょう。
背負い方は、最初にヒップベルトを締めて腰骨に荷物をのせ、ショルダーストラップ、ショルダースタビライザー、チェスストラップの順に締めていけばOK! 雨が降った時のためにレインカバーもあれば安心。
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7.小物
ご来光目的の場合は、真っ暗の中の登山になるのでヘッドランプは必須。懐中電灯は手を塞ぐことになるので、避けたいところ。明るさが100ルーメン以上でコンパクトなヘッドライトを選びましょう。
グローブは、冷たい雨に備えて、防水素材のものがおすすめ。化繊かウールのものが望ましいです。
帽子も必須。日差しが強いので熱中症予防にもなるし、転んだときのダメージ軽減にも役立ちます。
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そのほかあると便利なものをリストアップしておきました。
□水
□時計
□タオル:マフラー代わり
□サングラス:ホコリよけ
□非常食:飴やチョコレート、サプリ
□日焼け止め
□携帯酸素
□ウェットティッシュ
標高毎の服装は?
登り始めの5合目付近は標高が2,000m程度なので、薄手のウエアの重ね着で十分です。登山中はこまめに脱ぎ着をしながら、快適な状態をキープしましょう。紫外線も強いので帽子やサングラスがあるとベターです。
8合目あたりまでくると一気に肌寒くなります。ご来光を眺めるために、山小屋に宿泊して夜中に出発する人は、防寒対策を念入りに行いましょう。フリースやダウンで冷たい風や外気から体を守りましょう。
それでも寒ければ、レインウエアを羽織りましょう。急な天候にも対応できるので、あせらなくて済みますよ。
そして、いよいよ山頂までくると気温は東京の冬並みになります。夏でも6℃前後なので、持参したウエアやタイツも重ね着して防寒対策を万全にしましょう。プラス、グローブやネックウォーマーがあれば隙間からの風も防いでくれます。
頂上についても、これから下山がまっていますので、体力を温存するためにもまずは防寒対策ですよ。
山小屋で快適に過ごすウエア!
富士登山に欠かせない山小屋宿泊ですが、どうせなら快適に過ごしたいですよね。山小屋で過ごすためのウエアも、装備に余裕があれば持っていくのがおすすめです。
山小屋で快適に過ごすために、ウエアは体を締めつけないリラックスウエアが便利です。登山中の汗を吸ったウエアよりリラックスでき快適ですよ。
山小屋では、汗をかいたシャツやアンダーウエアは取り替えて、着圧効果の高いタイツも脱ぎましょうね。とにかく体をしっかり休ませ、頂上までの体力を回復させるためにも、山小屋でしっかりリラックスですよ。
富士登山で登頂率を上げるには、服装対策がポイントです。今回紹介したウエアや装備をしっかり準備しておけば、安心して登山できるのでぜひ参考にしてくださいね。
そのほかに、雨や小石、土がシューズに入るのを防ぐゲイターや、長時間歩行をラクにしてくれるトレッキングポールを使えば、さらに富士登山が快適になります。
行程やスタイルにあわせて装備や服装を上手く取り入れ、富士登山をより楽しんできてくださいね!