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出張が多いもので、ノートパソコンを持ち歩き、移動中や出先で資料作成やメールの作成をおこなうことが増えてきたのですが、一番の悩みはバッテリー(電池)問題です。

バッテリーがもたない! 誰もが一度は感じたことがあると思います。最近のノートパソコンは、性能も上がったので、駆動時間も大分延びましたが、ちょっと古い機種や使い込んだノートパソコンだとバッテリーは半日と持ちません。

出先でバッテリーが切れると、ノートパソコンはただの重たい荷物になってしまいます。何度も経験していますが、本当に重いんですよね…。

ここでは、ノートパソコンのバッテリーを長持ちさせる秘訣をシェアします! 個人的に試して効果の高かった、駆動時間を1分でも延ばす3つの秘訣をお伝えしていきますね。特に出張の多い方の参考になれば幸いです。

バッテリーがもたない原因は?

出かける前にフル充電してきたにもかかわらず、出先で使ったら思ったより持たずにヒヤヒヤした経験や、前に比べてバッテリーの持ちがワルくなったと感じることありませんか。

パソコンはバッテリーが切れてしまったら、何の役にも立ちませんよね。まずはバッテリーがもたない原因を探っていきましょう。

ノートパソコンのバッテリーがもたない原因は大きくわけて2つ。

1.液晶画面(ディスプレイ)
2.CPU

ノートパソコンのバッテリー消費で大きいのは、液晶ディスプレイとCPUなんです。パソコン使用時、バッテリーの30~50%は液晶画面とCPUが消費しているんですよ。それでは、詳しく見ていきましょう。

液晶画面(ディスプレイ)

液晶画面の消費が大きい原因は、常に内部のバックライトが光を出し続けているからです。

ノートパソコンは、内部のバックライトがガラス基板を照射して画面を映し出す構造となっているため、液晶画面が明るければ明るいほど消費電力は大きくなります。

最低の明るさ(輝度)と最高輝度では、10倍以上の消費電力の差があるんです。なので、高い輝度で使いつづければ、当然駆動時間は短くなります。

CPU

パソコン上で実行する作業の内容によってCPUの負荷は変わりますが、CPUの負荷と消費電力は比例しているんです。

CPUの使用率が高ければ高いほど、消費電力が大きくなります。動画再生やファイルの圧縮などは、CPU使用率が高く、消費電力が大きくなるので、出先では避けた方が無難です。作業別のCPUの使用率を紹介しますので、参考にしてください。

作業別CPU消費電力

パソコン待機状態(電源ONのまま)↓ 小さい
メールの送受信↓ 小さい
Word/Excel作業↓ 小さい
動画再生↑ 大きい
ウイルススキャン↑ 大きい
ファイルの圧縮・展開↑ 大きい

原因がわかったところで、使い方や設定方法など具体的な長持ちさせる秘訣を見ていきましょう!

バッテリーを長持ちさせる3つの秘訣!

今まで試した中で、効果の高かったバッテリーの持ちを延ばす秘訣3つを紹介しますね。

1.液晶画面の輝度を下げる
2.周辺機器は全てハズす
3.作業を絞る

それでは、詳細をそれぞれ見ていきましょう。

液晶画面の輝度を下げる

バッテリーがもたない原因でもふれましたが、液晶画面の輝度がバッテリー消費に大きく影響しています。なので、まずは液晶の輝度を下げましょう!

液晶の輝度は、Windowsであればキーボードの「Fnキー」を押しながら、上部にある太陽マークのキーで調整しましょう。Macは太陽キーを直接押すだけで調整できます。

また、待機状態時の設定を変えることで消費電力をおさえることができます。

待機状態のときに液晶が消える省電力設定をしておけば、消費電力をおさえることができます。Windowsの場合、コントロールパネルの電源オプションで調整できますよ。

液晶画面の輝度を下げるのが、一番効果が高かったです。予想以上にバッテリーがもちますので、ぜひ試してみてください。

周辺機器は全てハズす

USBメモリーやSDカードなどの周辺機器は全てハズしましょう! 周辺機器は使っていなくても、付けているだけで電力を消費しているので注意です。

使い終わったUSBメモリーやSDカードは、こまめに取りハズしましょうね。バッテリーの持ちにはかなり効果的ですよ。スマホやタブレットも取り外すことを忘れずに!

作業を絞る

移動中、外出先でのパソコン作業は、消費電力を優先的に考えて、何をやるか絞ったほうがいいです。CPUに負荷がかかれば、消費電力はアップしますので、CPU負荷の少ない作業に絞りこみましょう。

ExcelやWordなどのOFFICE系の作業やメールの送受信は、CPUへの負荷を最小限におさえられるのでオススメです。動画を扱ったり、同時にウィルスチェックなどを実行すると一気にバッテリー消費になりますので避けた方が無難です。

出先でやる作業を決めておけば、バッテリー消費も最小限におさえられますよ。




出先や出張先でのパソコン作業が増え続けていましたので、バッテリー問題というのは悩ましかったのですが、今回紹介した3つの秘訣は効果が高かったです。

液晶画面の輝度を下げたり、周辺機器をハズすのは、スグにでも実行できることですし、外出先での作業も先に絞っておけばバッテリーは大分持つようになりますよ。

出張が多くバッテリー問題をかかえている方は多いと思いますので、ぜひ一度試してみてください。