「子供がサッカーをやりたいって言ってるんだけど、ボールはどうやって選べばいいの?」と質問を受けました。

確かに、スポーツ用品店やネットショップをのぞいても、サッカーボールの種類が多すぎて、特にサッカー未経験の親御さんなら何を選んでいいのかわからないですよね。サイズも3・4・5号とあるし、つくっているメーカーの数もそれなりにあります。

そんな疑問はここで解決します。小学生のお子様がいて、これからサッカーを習わせたい親御さん必見です。




本記事でわかること

  • 小学生サッカーボールの号数
  • サッカーボールの種類
  • サッカーボールの選び方

ここでは、サッカーボールの選び方やポイント、小学生のサイズ、そのほかおすすめのメーカーなど、詳細をまとめました。これを読めば、どうやって選べばいいのかスッキリしますので、ぜひ参考にしてくださいね。それでは早速、みていきましょう!

小学生のサッカーボールは4号で間違いなし

サッカーボールには主に次のサイズがあります。

・5号ボール
・4号ボール
・3号ボール

では、それぞれのボールの特徴をみていきましょう。

5号ボールってだれが使うの?

5号ボールはプロリーグで使われるサイズで、日本代表の試合はもちろん、プロ公式試合は5号サイズです。

5号サイズのボールが使用されるのは、中学生以上となり、中学、高校、大学での試合は全て5号ボールということになります。なので、子供が小学生であれば、5号ボールは買わないよう気をつけましょう。小学生のサッカー大会で使用されることはありません。

5号ボールの規格
周囲:68〜70cm
直径:22cm
重量:410〜450g

次に4号ボールをみていきます。

小学生は4号ボールで決まり!

4号ボールは、小学生以下の大会、試合で使われるサイズになります。子供が小学生で、これからサッカーをはじめるのであれば、迷わず4号ボールを選びましょう。小学生時代は、4号ボールを選んでおけば間違いありません。

4号ボールの規格
周囲:63.5〜66cm
直径:20.5cm
重量:350〜390g

3号ボールは必要ないかな

3号ボールは小学生低学年以下で使われるサイズになります。対象は小学生低学年と書きましたが、現在では小学生低学年でも4号ボールを使うことがほとんどです。大会や試合で使われるサイズは4号ですので、小学生になったら4号サイズを選びましょう。

個人的には3号ボールは必要ないと思っています。小学生以下でも、4号ボールでサッカーに慣れさせるのがいいですよ。

3号ボールの規格
周囲:58〜60cm
直径:19cm
重量:300〜320g

小学生用のサッカーボールのサイズがわかったところで、次に選び方やポイントをみていきましょう。

サッカーボールの種類は大きく2つ

現在サッカーボールの製法には、昔ながらの縫い目製法と、サーマルボンディング製法の2つがあります。

縫い目製法ボール

縫い目製法は、昔ながらの製法で、5角形の12枚の革と6角形の革20枚でつくられたサッカーボールです。サッカーボールといえば5角形の黒、6角形の白を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

それに対して登場したのが、サーマルボンディング製法のボールです。

サーマルボンディング製法ボール

大きな特徴は、パネル同士を熱接合によりくっつけるため、縫い目がなく、ボール表面が滑らか、より真円に近いボールなんです。これにより、どこの位置を蹴っても、同じ力を伝えることができ、安定した精度の高いボールを蹴ることができるようになりました。

また、縫い目製法との大きな違いは、雨天時にも水を吸うことがほとんどありませんので、ボールが重くなることがありません。日本代表の本田選手が「雨でサッカーが中止なんて聞いたことない」と言っていましたが、雨の中の試合、練習でも、通常通りに機能するボールなんです。

ブレ球が増えたのも、このサーマルボンディング製法のボールが増えたからなんですよ。

このブレ球をみてください。

個人的には、サーマルボンディング製法のボールがおすすめです。一度蹴ったらわかりますが、とにかく蹴っていて気持ちいいんです。ボールを正確に蹴れますし、ボールの伸びも全然違います。雨や芝生の水も吸収しないので、常に一定のパフォーマンスを保つことができます。

何より、自分が1.5倍くらい上手くなったとのでは? と感じさせてくれるボールですよ。では、数あるメーカーの中でのおすすめもみていきましょう。

サッカーボールのメーカーはどこがいいのか

モルテン、アディダス、ナイキ、プーマ、そのほかにもサッカーボールをつくっているメーカーはありますが、おすすめはずばり…

  • アディダス
  • モルテン

アディダス

アディダスのサッカーボールは、ワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグの公式ボールに採用されています。先に紹介したサーマルボンディングもアディダスのボールです。

もちろんナイキやプーマといった有名なメーカーのボールもいいのですが、サーマルボンディング製法のサッカーボールとなると、アディダスのサッカーボールとなるので、個人的にはアディダスをおします。

価格はやや高めですが、UEFAチャンピオンズリーグの星をモチーフにしたボールは、デザイン、蹴り心地ともに最高で、おすすめのボールですよ。

実は、そのアディダスのボールを開発しているのが、次に紹介するモルテンなんです。日本のメーカーであるモルテンがアディダスのサッカーボールをつくっているんです!

モルテン

広島に本社がある日本のサッカーボールメーカーであるモルテンは、実はアディダスのボールも開発しています。サーマルボンディングの技術も、実はモルテンなんですよ。

モルテンといえば、部活の大定番であるペレーダのサッカーボールが有名ですね。小学生用としてペレーダ4000とペレーダ3000がありますが、おすすめは断然ペレーダ4000シリーズです。

4000シリーズは3000と比べると、水がしみ込みにくく雨に強い仕様になっています。また表面の皮が削りにくい高耐摩耗性皮革となっているため、長持ちすることは間違いないです。蹴り心地も断然4000シリーズ! フィット感が違います。一度蹴ってみると3000シリーズとの違いがよくわかりますよ。

まとめ

小学生用のサッカーボールの選び方やポイントをみてきましたが、選ぶサイズは…
4号サイズのボール

おすすめメーカーは…
アディダス
モルテン

個人的には、アディダスのサーマルボンディング製法のボール、もしくはモルテンのペレーダ4000のどちらかがおすすめです。サッカーボールは、練習量にもよりますが、だいたい1年もすればボロボロになってしまうので、どちらも試してみるのも手です。ぜひ参考にしてくださいね。