MacBookを購入したら特に設定を変えずにそのまま使っている方もいますが、これは危険です。情報漏えい対策はもちろん、パスワード管理、紛失したときの対応など、ちょっとした設定をしておけば、あらゆるリスクを回避できます。

ここでは、初めてMacBookを購入したら、まず最初にやるべき5つの設定を紹介していきます。MacBookを安全に使うためにも、やっておきたい設定ですのでチェックしておきましょう。それでは早速みていきます。

最初の基本5つの設定

MacBookを安全に使うために、まず5つの設定をしましょう。

1.離席時のセキュリティ管理を設定
2.持ち出すなら絶対に必要な設定
3.パスワード管理をおまかせ
4.ファイル共有はAirDrop
5.プライベートブラウズの利用

それでは、それぞれの詳細をチェックしていきましょうね。

1.離席時のセキュリティ管理を設定

情報漏えいで一番多いのは、ハッカーによる攻撃や不正アクセスではありません。これ意外と知られていませんが、最も多いのはMacBookにログインしたまま席を離れた時なんです。

離席した隙に他人がMacBookを操作して情報が持ち出されるケース、これが情報漏えいの一番の原因です。

これに対処するために、スクリーンセーバーを設定し、解除する場合にはパスワードの要求機能をONにしましょう。

システム環境設定⇒セキュリティとプライバシー

セキュリティとプライバシー

さらに便利なのがホットコーナーです。

システム環境設定⇒デスクトップとスクリーンセーバー⇒ホットコーナー

スクリーンショット_2016_04_15_22_18

ホットコーナーをクリック!

スクリーンショット_2016_04_15_22_19

上記の設定にしておくと、カーソルを右下にもっていくとディスプレイがスリープ状態になります。ちょっと席を外すときに、カーソルを右下にもっていけばOK! 簡単にセキュリティを高めることができ便利ですよ。

2.持ち出すなら絶対に必要な設定

「iPhoneを探す」機能を使っている人は多いですが、この設定をMacBookにも設定しておきましょう。

システム環境設定⇒iCloud⇒Macを探す

iCloud

この機能かなり優秀で、第三者がゲストログインできるように仕向けることで、インターネットに接続させて位置情報を取得します。この設定をしておけば、紛失や盗難にあっても、戻ってくる可能性が高まるので、絶対に設定しておきましょう。

3.パスワード管理をおまかせ

パスワード管理はかなり面倒くさいですよね。FACEBOOKやTwitterなどのSNSからネットバンク、オンラインサービス等々、今ではかなりのパスワードを持っていますよね。

同じパスワードを使い回すのはかなり危険とはいえ、すべてのサービスで違うパスワードを設定するとなると、覚えるだけで大変です。ましてや管理するのは面倒くさいです。

そういった場合に役に立つのが「キーチェーン」です。

システム環境設定⇒iCloud⇒キーチェーン

iCloud 2

一度登録すれば自動的に入力してくれるのでかなり便利です。パスワードを覚える必要も、管理する必要もないので使わない手はありませんよ。

4.ファイル共有はAirDrop

みなさんは写真や書類などのファイルの受け渡しはどうしていますか? 

USBメモリーに入れて渡す場合もあれば、メール、オンラインストレージなど方法もあります。しかし、いずれの場合もウィルス感染や紛失などの情報漏えいのリスクはつきまといます。

ファイルを共有するのに便利な機能がAirDropです。

システム環境設定⇒機能拡張⇒AirDrop

機能拡張

近くにあるMAC同士やiOSデバイスとワイヤレスで簡単にデータ転送ができます。インターネットを通すわけでもなく、物理メディアを使うわけではないので、紛失はもちろんネットからの情報漏えいもなくなります。

セキュリティが高まるのでおすすめですよ。

5.プライベートブラウズの利用

Safariであればプライベートウィンドウ、Chromeであればシークレットウィンドウを使いましょう。

Safari:ファイル⇒新規プライベートウィンドウ

Menubar_と_お気に入り_と_お気に入り

プライベートウィンドウにするとツールバーの色が黒になります。

Chrome:ファイル⇒新規シークレットウィンドウ

新しいタブ

使い終わったときに、ただ単にウィンドウを閉じればOKです。履歴に残らないのでどのマシンでも使えるので、ぜひ使っていきましょう。

この機能を使えば履歴やクッキーに情報を残さずにネット閲覧ができますので、おすすめですよ。




MacBookを初めて使う方、またそうでない方もセキュリティを高めるために、今回紹介した設定はやっておきましょう。

1.離席時のセキュリティ管理を設定
2.持ち出すなら絶対に必要な設定
3.パスワード管理をおまかせ
4.ファイル共有はAirDrop
5.プライベートブラウズの利用

安全、安心にMacBookを使うためにも最初にやっておくべき基本です。情報漏えいや紛失リスクは事前に対処することで対応することができますので、この機会にしっかりやっておきましょうね。