真夏の8月上旬から下旬にかけて開催される夏の高校野球大会では毎年いろいろなドラマが生まれます。その舞台である阪神甲子園球場、ライブでご覧になったことはありますか。

高校野球の聖地といっても過言ではない甲子園球場に一度は足を運んでみてください。テレビでは味わえない空気感、臨場感を体感するならやっぱり生観戦に限ります。

今回は初めて甲子園球場で高校野球を観戦する方向けにチケット情報を完全ガイド。当日券や前売り券の取り方、チケット料金、どの席がおすすめなのか等々お伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。それでは、早速みていきましょう。

まず決めることは座席エリア!

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高校野球のチケット料金は座席エリアによっても全然違いますし、外野席にいたっては無料で観戦することができます。まず最初にやることは、どこの席から見るのかを決めることです。

座席によって特徴が違いますが、選び方の基本はチケット料金ではなく目的から選ぶことです。高校野球観戦のチケットはどこの席でも安いので、応援団と一緒に応援したいのか、選手の息遣いまで聞こえる席がいいのか、日陰で応援したいのか等々、目的で選ぶのがコツです。

座席の種類や特徴、おすすめの座席を早速紹介していきますね。

甲子園の座席表

甲子園球場
出典:日本高等学校野球連盟HP

甲子園球場の座席は大きくわけると次の4つです。
・中央特別自由席
・1ー3塁特別自由席
・1−3塁アルプス席
・外野席

座席エリアごとの特徴をみていきましょう。

中央特別自由席は臨場感!

中央特別自由席はよくテレビに写っているキャッチャーの後ろ側の席です。いわゆるバックネット裏の席は、真正面から野球観戦できるとあって、臨場感を味わうにはこのエリアです。

ピッチャーとバッターに1番近い席となるので、豪速球を間近に見ることができますし、打球音も聞こえます。選手同士の声の掛け合いも聞こえてくるので、まさしく臨場感を感じたいなら中央特別自由席です!

また、甲子園球場には銀傘といった屋根があるのですが、日陰で観戦したい場合は中央特別自由席の上段席(バックネット裏の上段)となります。突然の雨でも心配なし、直射日光も浴びないので熱中症などの心配もなく安心して観戦できます。

上段席はブラスバンドの演奏もよく聞こえますし、甲子園全体を見渡すことができるのでおすすめですよ。

ただし、中央特別自由席の特に上段は、競争率が高いので覚悟しましょう。やっぱり日陰で観戦したいという方は多いんです。

甲子園球場は下がコンクリートのため足元からジリジリ暑さが込み上げてきます。夏の高校野球観戦は暑さ対策が必須です。夏の甲子園観戦で絶対に持って行くべきモノをまとめた記事も参考にしてください。
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1ー3塁特別自由席はベンチの動きがわかる!

1塁側と3塁側自由席で確保したいのがベンチに最も近い下段エリアです。ベンチの真裏にある席なので、出場選手の息遣いも聞こえてくるエリアなんです。

監督からの指示や選手同士の会話、ベンチとのやり取りが聞こえるので、自分が出場しているような感覚になります。まさに一体感を感じたいなら1−3塁特別自由席となります。ベンチ入りしているような感覚になるので、チームの一員として自然に応援にも力が入りますよ。

また、ベンチはグランドより低い位置にあるので遮るものがなく観戦しやすいのと、グランドに近いので土や天然芝のニオイも感じることができます。

選手と限りなく近い距離で、自分が出場しているかのような錯覚で観戦できるのが1−3塁特別自由席です。ただし、バックネット裏のエリアと同じく競争率が高いのは覚悟しましょう。

1−3塁アルプス席は応援団!

1−3塁アルプス席は応援団、チーム関係者とともに盛り上がりたい方におすすめのエリアです。

よくテレビに映るアルプス席は、ベンチ入りできなかった選手、チアリーディング、応援団、OB、ブラスバンド、学校関係者が多くいるエリアなので、応援にも力が入ります。

とくにかく一緒に声を張り上げて、メガホンを叩いて、チーム関係者とともに盛り上がるなら1−3塁アルプス席です。応援に力を入れたい、ワイワイがやがや応援するならアルプス席ですよ。

外野席は無料!

球場全体を見渡し、選手それぞれの動き、試合の流れをつかみやすいのは外野席です。しかも高校野球観戦の場合外野席は無料なので、何度も観戦にくる地元民の方が多いエリアでもあります。

ただし、外野席は1日中直射日光を浴び続けるエリアですし、座席に背もたれがついていないこともあり、はっきりいうと1〜2試合が限界です。暑さ対策も万全にしないと熱中症にかかる危険リスクも高まります。

カップルで応援される方やお子様連れの方は避けた方がいいでしょう。外野席で1日を過ごすのはおすすめできません。

次に、甲子園のチケット料金をみていきます。

甲子園のチケット料金と入手方法!

夏の高校野球観戦のチケットは、前売り券、当日券、通し券の3つにわかれています。

前売り券

前売り券は観戦希望日を指定した1人分のチケットになります。席の指定はありませんので、あくまでエリア毎の席を確保しただけになります。

人気の席、バックネット裏や日陰になる席などは当日早めに来場して確保する必要があります。試合毎のチケットではなく、1枚の前売り券で1日中観戦できます。

前売り券の注意点は、販売数が限られられているのでチケット確保が難しいのと、1−3塁特別自由席のみの販売ということです。前売り券はすぐに売り切れてしまいますし、開幕の2日前には販売終了となります。

◆チケット料金
・1,500円(こども600円)
※こども料金は4歳以上・小学生以下(3歳以下は無料)

◆販売場所
・各コンビニ
・チケットぴあ


また、前売り券の販売は1〜2回戦のみとなっているので注意しましょう。

当日券

販売日は試合当日となり、甲子園球場開門と同時に販売開始となります。狙っている席があるのであれば、早めに来場してチケットを確保する必要があります。

注目の対戦カードや関西圏代表が出場する試合日、ベスト8以降の試合はチケット確保が難しくなります。平日ならまだしも、土日が重なると完売になることもあるので注意しましょう。

◆チケット料金
・中央特別自由席 2,000円(こども2,000円)
・ 1-3塁特別自由席 1,500円(こども600円)
・ 1-3塁アルプス自由席 600円(こども600円)
・ 外野席 無料

◆販売場所
・阪神甲子園球場の入場券発売窓口

◆注意点
・1人5枚までのみ購入可
・払い戻しなし(第1試合が成立しなかった場合を除く)


通し券

通し券は大会開催中のフリーパスみたいなチケットで、何度でも観戦できます。毎日でも観戦したい方にはおすすめですが、1〜2日のみの観戦を予定している方は前売り券もしくは当日券を購入しましょう。

◆チケット料金
・中央特別自由席 20,000円
・ 1-3塁特別自由席 13,500円

◆販売場所
・梅田阪神プレイガイド
・朝日ビルディング京都支店
・エスポートミズノ
・朝日ビルディング名古屋支店
・阪急交通社福岡団体視点
・朝日サービス


甲子園のチケットは基本当日券となりますので、早めに来場してチケットを確保することがポイントですよ。




甲子園の座席エリアの特徴やチケット料金、入手方法をみてきましたがいかがでしたでしょうか。

まず最初にやることは、どこのエリアから観戦するか決めることです。その際はチケット料金ではなく目的で決めることがポイントです。

臨場感を味わうなら…
中央特別自由席

ベンチと一体感を味わうなら…
1ー3塁特別自由席

応援団と一緒に盛り上がりたいなら…
1−3塁アルプス席

無料で観戦を楽しむなら…
外野席

注目カードや人気選手が出場する試合は混雑しますので、早めに来場してチケットを確保しましょうね。