絶対に身につけたいスキルの1つはズバリ集中力です。集中力を身につければ勉強でもスポーツでも、何をやっても頭1つ抜き出ます。今、受験生であればなおさら身につけたいスキルですね。
集中力はスキルです。しかも一生使えるスキルですので、ビジネスパーソンになっても役に立ちます。私はこのスキルのおかげで、難関といわれる国家資格にも短期間で合格することができました。
集中しようと言い聞かせるのはカンタンですけど、実際に集中できる人はそうそういないです。ですが、テクニックを知ればスキルとして身につけることはそんなに難しいことではありません。
ここでは、集中力を高めるテクニック、集中力を身につける方法を3ステップで紹介していきます。それでは、早速みていきましょう。
集中力を高める3ステップ
集中して勉強に取り組むことが重要とわかっていても、実践するのは中々難しいですよね。気を散らさずに集中力を高める3ステップがあるので、紹介していきます。
1.集中力がアップする時間を知っておく!
2.集中できるコンディションを万全にする!
3.集中に最適な環境を整える!
それでは、それぞれの詳細をみていきましょう。
集中力がアップする時間を知っておく!
体内時計の影響もあり、脳が集中できる時間と脳がダラける時間帯というのがあるんです。24時間の中で集中できる時間帯は2つあります。
1.起床後2〜3時間が経過した午前中
2.昼ごはんを食べ終えた2〜3時間後
個人差はあるといえど、集中力がアップするのは、午前中の9時〜12時、そして午後の15時〜18時です。
受験生であれば、休日や夏休み、冬休みは、これらの時間帯に覚える勉強をするのがおすすめです。そのほかの時間帯は、暗記科目以外の勉強をしてみましょう。
私も国家資格を受験したとき、午前中は暗記することに頭を使い、他の時間でひたすら問題を解いていました。夜の時間帯に暗記するのは、経験からいっても集中力が切れやすく避けた方がいいでしょう。
1つの暗示かもしれませんが、効果は高いですよ。午前中は集中力が高まる、15時過ぎは集中できると思うだけで、心に余裕が生まれて何か安心なんです。この時間帯は集中できると思わせる、カラダにそうやって覚えさせれば精神的にもラクになりますよ。
あまり追い込まないのも重要!
集中力が切れてきたな、勉強に飽きてきたと思ったらダラダラ過ごさずに、すぐに休憩に入りましょう。
トップストリートを指導するメンタルトレーナーも「遊ぶこと、リラックスする時間を持つこと」の重要性をまず教えます。
受験生はひたすら努力する。「努力=結果」は比例するもので、休むことは不安でしかないと思い込んでいます。しかし、オンとオフのバランスを意識することは、体調や精神状態をいい状態に保ち、その結果、集中力も高まって勉強の質が格段に上がります。
あえて休憩する、リラックスする時間もスケジュールに組み込んでおくことが、集中力を高めるポイントです。
集中できるコンディションを万全にする!
脳を集中状態にもっていくカンタンな方法は深呼吸です。
深呼吸をすると、脳は副交感神経が刺激されることで余計な力が抜け、落ち着くことができるんです。
息を3秒で吸う⇒息を2秒とめる⇒息を10秒かけて吐く
15秒を1セットにして、5回から10回繰り返してみましょう。勉強は始める前は必ず深呼吸すると決めておき、リラックスを心がけましょう。その後の集中力が確実にアップするのでぜひ試してください。
集中に最適な環境を整える!
集中するには環境を整えることも重要です。
まずは視界ですが、自然の緑が見えるようにしましょう。窓から緑が見えればベストですが、机の上に観葉植物を置いておくのもおすすめです。自然の緑は集中力を呼び覚ます効果があるので、積極的に取り入れましょう。
次に音ですが、雨や風、たき火、川のせせらぎ、波の音などのホワイトノイズを小さな音量で流すのもおすすめです。ホワイトノイズは脳にポジティブな音といわれており、集中力が高まる効果があります。
クラシック音楽も同じ効果があるので、小さな音量で音楽をかけながら勉強するのもいいですよ。
本番でも集中力をアップさせるには?
さきほどリラックスすることがポイントとお伝えしましたが、適度なプレッシャーを自分に与えのも集中力が高まる効果があります。
勉強する時間を区切り、30分で5ページ問題集を解く、何分で覚えられるかタイムを測る、など少し焦る時間、ギリギリの時間を設定するのがポイントです。カウントダウンタイマーを机に置いて勉強するのはおすすめですよ。
要するにリラックスとプレッシャーのバランスが大事なんです。集中力を高めるには、どちらも大切なので、どちらかに偏らないようスケジュールを立てましょう。
また、勉強をやり始めると次第に没頭して、集中力が途切れないことがあります。いわゆるゾーンに入る状態で、脳内メカニズムでは作業興奮と呼ばれる状態になります。
覚えるのがはかどっている、集中力が増している、勉強が楽しくてたまらないと感じたら、そこで勉強をやめないで、ひと踏ん張りして予定した時間より多めに勉強を続けましょう。集中できるのは45分〜60分といわれていますが、自分がノッてきたらそのまま続けるのがポイントですよ。
集中力を高める3ステップを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。私は、意識せずとも自然に3ステップをやっていました。
集中力を高める3ステップは…
・集中力がアップする時間を知っておく
・集中できるコンディションを万全にする
・集中に最適な環境を整える
そのほか、座って覚える時に集中力が切れてきたと思ったら、運動するのもおすすめです。カラダを動かすと覚醒度が上がって、脳の反応は良くなるので、運動を習慣づけましょう。外に出なくても、その場で立ったり、歩いたり、カラダを動かすだけでもOKです。
今回紹介した集中力を高める方法は、続けていくと効果を実感できますので、ぜひ試してみてください。