ビートルズ中期は、全盛期といってもいい時期で、いよいよアイドルからアーティストに変貌していきます。
ビートルズの初期は、ロックで元気の良い音楽、勢いのあるサウンドで「ギター」「ベース」「ドラム」というシンプルな構成が多かったです。…が中期は、オーケストラやシタール(インドの楽器)も使われ、音楽の幅も広がり、ライブで再現しづらい曲も増えました。
人気に火がついたことで、アビーロードスタジオという音楽スタジオが自由に使えることも相まって、スタジオにこもりきって、実験的なサウンドをつくっていきます。ポールマッカートニーのベースラインも面白くなっていきますので、聞き所はいっぱいあります!
ビートルズ中期ランキング
中期のアルバムは…
HELP!
RubberSoul
Revolver
Magical Mystery Tour
Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band
これらのアルバムから選んだ中期の名曲は…
In My Life
Strawberry Fields Forever
All You Need Is Love
In My Lifeは間奏のピアノソロに聞き入ってしまう名曲です。ジョン・レノンがリードボーカルをとっていますが、曲はポール・マッカートニーとの共作です。ジョンとポールのハーモニーも聞き応えあります。
Strawberry Fields Foreverは、プロデューサーのジョージ・マーティンがジョン・レノンがつくった違う曲同士をつなげ、1曲にした名曲です。異なる2曲を組み合わせて1曲にするのもスゴいですが、注目はジョン・レノンのボーカルです。
けだるい感じのボーカルですが、これは曲のテンポをおとしているため、声がスローになっているからで、この感じが曲にマッチしています。
All You Need Is Loveはレコーディングの模様が世界中で生中継されました。日本でも朝方に放送されたそうです。フランス国歌から始まる曲で、ジョン・レノンがボーカルをとっており、歌詞も素晴らしい名曲です。
3曲ともジョン・レノンがボーカルの曲になってしまいましたが、やはりビートルズ中期で3曲というのは厳しい。名曲がそろいすぎています。ポールやジョージの曲も捨てがたかったのですが、やむなく3曲を無理やり選びました。
ベースライン名曲
ポールマッカートニーのベースラインが素晴らしい曲のランキングです。ベースだけ聞いてみてください。技術もさることながら、1つのメロディーとなっており、ベースだけ聞いても、聞き応えがあります。
Being for The Benefit Of Mr.Kite!
Lovely Rita
Lucy In The Sky With Diamond
And Your Bird Can Sing
I’m Only Sleeping
Taxman
Nowhere Man
低音を上げてベースラインに注目してください。普段は曲に埋もれてしまうベースラインですが、注目して聞くと、あらためてポールの才能のスゴさがわかります。
個人的に好きな裏名曲
ビートルズの曲なので全て有名ですが、その中でも、ぜひ聞いてほしい名曲を紹介します。
I’ve Just Seen a Face
I’m Looking Through You
She Said She Said
Your Motner Should Know
I Am The Walrus
Baby You’re A Rich Man
When I’m Sixty-Four
ビートルズ中期は、バンド内の人間関係も良いし、新しいサウンドに挑戦していて、実験的な曲も多く、ビートルズが一番音楽と向き合っている時期かと思います。
ぜひビートルズ中期に注目して曲を聞いてみて下さい!