一般家庭の電気代で一番かかっているのが、実は冷蔵庫なんです。なので家庭の電気代を見直したい方がまず手をつけるなら、冷蔵庫からスタートするのが鉄則です。
短期間だけでみると夏のクーラーや、冬の暖房器具が大きな電力を使いますが、1年を通じて常に電気を使用しているのは、冷蔵庫で間違いなしです。冷蔵庫はやっぱり節約の大敵ですよ。
ここでは、冷蔵庫の電気代を下げる方法、コツを徹底紹介していきます。365日24時間常に電気を使用している冷蔵庫の使い方を見直せば、節約効果も高いので、ぜひ紹介していくコツを活用してください。それでは、早速みていきましょう。
一般家庭の電気代の内訳は?
一般家庭の電気代のTOP5は次の通りです。
1位 冷蔵庫
2位 照明器具
3位 テレビ
4位 エアコン
5位 電気便座
冷蔵庫の電気使用量は3位のテレビの2倍弱なんです。なので、電気代TOP1である冷蔵庫の節約を意識すれば、節約効果は大きいということです。これから紹介する冷蔵庫の電気代を節約するコツは、ぜひ参考にしてくださいね。
冷蔵庫は最新モデルに買い替えるべし!
古い冷蔵庫、今から10年以上前のモデルを使っている方は、最新モデルの冷蔵庫へ買い替えることをおすすめします。
10年前の冷蔵庫を使っている場合は、それだけでも相当無駄な電気を消費していることになります。最新モデルは、省エネ設計に優れていますし、節電モードも搭載されているため、年間で1万円以上も節約できます。
10年前の冷蔵庫 18,000円
最新モデルの冷蔵庫 4,500円
サイズの見直しも重要!
一般的な家電というのは、サイズが大きくなればなるほど電気代は高くなる傾向ですが、冷蔵庫の場合は違います。
冷蔵庫は全く逆で、サイズが大きいと電気消費量を抑えることができます。なぜかというと、省電力や静音性を備えたインバーターを搭載するには、ある程度のサイズが必要になるからなんです。
260L 8,000円
470L 4,500円
節約を重視するなら、ワンサイズでも大きめの冷蔵庫を買うことがポイントですよ。サイズが大きい方が、冷蔵室にも余裕ができるため、この点も節約効果が高いんです。詳しくは次に説明していきますね。
購入する際は、ギリギリサイズの冷蔵庫ではなく、ワンサイズ大きめの冷蔵庫が選びましょう! 特に節電モードのついた冷蔵庫はおすすめですよ。
使い方の見直し5つのコツ!
冷蔵庫の買い替えは無理という方、ちょっとした使い方のコツをおさえれば節約できます。
1.冷蔵室に詰め込まない
2.冷凍室は詰めるだけ詰める
3.定位置を決める
4.設定温度は「中」にする
5.壁にスペースをつくる
それぞれ詳細をみていきましょう。
1.冷蔵室に詰め込まない
最初にやることは、冷蔵室に食材を詰め込まないことです。食材を詰め込み過ぎると、冷気の通り道をふさいでしまうので、冷却効率は悪くなってしまいます。
冷蔵室は7割り程度がベストです。スペースを空けることで節電効果が高まりますので、まずは冷蔵室から意識しましょうね。
2.冷凍室は詰めるだけ詰める
冷蔵室とは逆で、冷凍室はなるべくすき間をつくらないように、食材を詰め込むのが節電のポイントです。凍った食材同士が冷やし合うことで、無駄なパワーを使わなくなり節電効果が高まります。
冷凍室はすきま無しで食材を詰め込みましょうね。
3.定位置を決める
食材を正しい場所に収納することもポイントです。空いているところから食材を詰めていくと、適していない場所に収納してしまいます。
冷蔵室⇒すぐに使う食材。惣菜や残り物、ドリンク類もOK。
ドアポケット⇒他のスペースより温度が高めなので、調味料がおすすめ。
チルド室⇒肉や加工食品の保存に適している。
ミニ冷凍室⇒乾物類
収納場所を決めておくことで、ドアを開けておく時間も短縮できますよ。
4.設定温度は「中」にする
冷蔵室を7割り程度の収納にしておけば、設定温度を「中」にしても十分冷えます。気温が35度を超えるような厳しい季節でなければ、「中」で使うのが最も節約効果が高いです。
無駄なパワーをわざわざ使うこともないので、基本の設定温度は「中」にしておきましょう。年間1,500円以上の節約になりますよ。
5.壁にスペースをつくる
冷蔵庫を壁に寄せすぎてしまうと、熱が逃げるスペースがなくなるため、効率が落ちてしまいます。左右と後ろにスペースを作るのがポイントです。
たったこれだけで年間1,200円以上の節約になるので、壁に寄せすぎないように注意ですよ。また、天板からも放熱しているので、電子レンジを乗せるのはやめましょう。どうしても乗せたいときは、すのこを敷くなど工夫をしましょう。
家庭内で最も電気代のかかっている冷蔵庫。最新モデルの買い替えと使い方を見直しすることで、年間1万円以上の節電効果になります。冷蔵庫の電力消費は一番大きいので、その分節約効果も大きいです。
・400L以上の最新モデルの冷蔵庫に買い替える
・冷蔵室は7割程度の収納にする
・冷凍室はできるだけ詰め込む
・食材の定位置を決める
・設定温度は「中」にする
・壁に寄せすぎない
使い方の見直しはスグにできるので、ぜひ試してみてください。