じゃがいもは食卓では欠かせない野菜ですよね。カレーやポテトサラダ、フライドポテトまで大人から子どもまで大好きなメニューばかり。
栄養成分だって、りんごの6倍のビタミンCを含んでいるんです。しかも、でんぷん粉に包み込まれているので、加熱料理しても壊れにくい。熱に強いビタミンCが豊富なので、美肌や風邪予防にバッチリな野菜です。
ここでは、じゃがいもの保存方法を大特集! 常温や冷蔵で保存する方法やその場合の保存期間、そのほか長く安心して、もっとおいしく食べられるポイントなどを紹介していきますね。
じゃがいもの達人になるべく、選び方もお伝えしていくので、ぜひ参考にしてください。それでは、早速みていきましょう。
じゃがいもの保存方法
じゃがいもの保存は常温保存が一般的ですが、冷蔵や冷凍でも保存ができますよ。
じゃがいもの保存方法は…
・常温
・冷蔵
・冷凍
それぞれの保存方法について、具体的な方法や保存場所、保存期間など詳細をチェックしていきましょう。
常温で保存する場合の場所や期間は?
常温保存とは15〜25度くらいで、かつ直射日光があたらず、湿気が少なく、風通しのよい場所に保存することです。
常温保存とは…
・15〜25度
・直射日光が当たらない
・湿気が少ない
じゃがいもは常温保存が一般的ですが、常温で保存する場合のポイントは、「りんごと一緒」に保存することです。
「えっ!?」と思われた方もいるかもしれませんが、じゃがいもは新聞紙や紙袋、ポリ袋にりんごと一緒に入れて、風通しのよい冷暗所(ほのかに暗いところ)で保存しましょう。りんごを入れることで、エチレンガスが発生して発芽しにくくなります。
特に芽の出る時期(夏場)には、りんごと一緒に常温保存するのがおすすめです。
保存期間は…
3〜4ヶ月
夏期を除くと、じゃがいもは3〜4ヶ月間もちますよ。
冷蔵で保存する場合の期間は?
冷蔵保存とはマイナス3〜10度くらいで、冷蔵室や野菜室、チルド室などの保存場所があり、野菜それぞれによって適した温度があります。
じゃがいもは、冷蔵5〜10度で保存するのがおすすめです。特に芽が出やすい夏場は冷蔵保存にしましょう。
冷蔵保存する時のポイントは…
・水けをしっかりふく
じゃがいもを冷蔵保存するときは、必ず水けをしっかりふくことが大切。余分な水けがついていると、じゃがいもは傷みやすくなるので、ペーパータオルなどでしっかりと余分な水分はふき取っておきましょう。
それから、数個まとめて(できれば1個ずつ)新聞紙にくるんでから、ポリ袋に入れて軽く口を閉めて、野菜室で保存します。じゃがいもは低温に弱いので、冷蔵するときは必ず新聞紙にくるむこと。
冷蔵保存する場合の期間は…
6ヶ月
冷やしすぎに気をつければ結構もちますよ。
ちなみに冷凍保存する場合は、一旦ゆでてから冷凍します。皮をむいてゆで、マッシャーなどでつぶし、小分けにしてラップに包み、できるだけ平たくして冷凍室で保存します。使う時は、電子レンジで加熱し、ポテトサラダやポタージュにしましょう。
冷凍保存の場合の期間は、1ヶ月ほどですよ。
じゃがいもの旬と選び方をチェック!
さいごに、じゃがいもの選び方を旬の時期と選び方をチェックしておきましょう。
じゃがいもの旬は…
・5〜7月(新じゃが)
・9〜12月
じゃがいもの旬は9月から12月で、新じゃがは5月から7月とはいっても、1年中店頭には並んでいますね。ただ、野菜は旬な時期に食べるのがおすすめですよ。
・乾いていてカタイもの
・芽の穴の数が多いもの
・形が丸く整っていて重みのあるもの
極端に形が悪いものや、芽が出ていたり、皮が緑色のものは毒素が含まれているので選ばないようにしましょう。
芽や緑色の皮は、ソラニンやチャコニンという天然の毒素が多く含まれているんです。これらを食べてしまうと、下痢や嘔吐、腹痛や頭痛といった症状が見られることがあります。もし買った中に見つかったときは、皮は厚めにむいて、芽は芯の部分まで多めに取り除くことがポイントです。
まとめ
じゃがいもはビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養素が多く、消化促進や免疫力向上にも効果的な野菜です。食卓にも並ぶことが多い野菜ですので、この機会に保存方法や期間はチェックしておきましょうね。
保存方法は…
・常温
・冷蔵
・冷凍
常温保存する場合は…
・りんごと一緒にいれてポリ袋などに包んで保存
・期間目安は3〜4ヶ月
冷凍保存する場合は…
・水けをしっかりふく
・新聞紙にくるんで野菜室(5〜10度)
・期間目安は6ヶ月
じゃがいもの保存方法の基本は、適切な環境で保存することです。せっかくの新鮮な食材も、間違った保存方法や保存場所で管理していると、すぐに傷んでしまいます。
じゃがいもは、水分と酸素をカットして菌を繁殖させないことがポイントなので、適切な環境で保存して、鮮度をキープしたまま長期保存しましょうね。おいしく、長く、安心して食べれるよう、保存方法をこの機会にしっかり覚えておきましょうね。