ノート

算数は一度つまづくと苦手意識ができてしまう教科です。基礎をしっかり身につけておかないと、中学から高校の数学にまで影響します。

算数の基礎はずばり計算力です。まずは計算力をしっかりと身につけることがポイントで、小学校三年生までに基礎を身につけていないと、高学年で力の差がでやすい。

ここでは、小学校三年生からはじめる算数の勉強法を紹介します。それでは、早速みていきましょう。

公文公の教育

公文公(くもんとおる)をご存知ですか? 算数の基礎についての考え方が参考になるので紹介します。

公文公は日本全国にある学習塾KUMONの創始者で、公文式という勉強法を確立させた人物で、元は数学の教師です。旧大阪帝国大学、現在の大阪大学出身で数学を教えていましたが、わが子の算数のテスト結果をきっかけに、独自の勉強法である公文式をつくります。

38+15

この問題を間違える息子のために、800枚に及ぶ問題集を手作りします。教科書は分かりづらいし、市販のドリルは体系化されておらずバラバラになっているということで、独自で問題集をつくったのが、現在の公文式の原点です。

「数学のあれもこれもできるか。まずは、計算力を突破口にするのだ!」というのが主張でした。

公文公の主張どおり、算数の勉強は計算力を鍛えるのがポイントです。まず計算力があってこそ、次のステップに進めるので、やはり基本の計算力をつけることが大切です!

この勉強方針の結果、息子の算数はグングンのびてその評判が周りにも広がり公文式という勉強法は全国に広まっていきました。

算数の勉強法

算数ができない子は、計算力の無さが原因です。特に文字(a、b、x、yなど)を使った代数式の計算に弱いのが特徴です。

一次方程式や、微分積分を解くには、少数、分数の計算や正負の計算力が必要です。さらにその前提として「足し算、引き算、かけ算、わり算」の四則演算がしっかりできてこそ、次のステップに進めます。

よく聞く「基礎が大事」というのは、計算力をつけましょうというコトです。ここを突破できれば、子供も算数が楽しくなり次々と問題を解いていくでしょう!

算数は親が最も気になる教科だし、多くの子が苦手意識を持つ教科です。小学校の低学年では目立たない算数力は、高学年になると顕著になるので、計算力をつけることが第一ステップです!

わが子を秀才にする方法

算数だけでなくあらゆる勉強法のポイントは、子供に自信をつけさせるコトです。子供に自信をつけさせる=秀才になる! ための勉強法をお伝えします。

1.子供の能力に合わせた学習

「やさしすぎず、難しすぎず」です。やさしい問題ばかり解いていると、勉強は作業になり飽きやすくなります。

100の力があるとすれば、105〜110ぐらいが目安です。抽象的で分かりづらいですが、ちょっと難しいぐらいが丁度よいです。難しすぎると、問題を解く気も起こらなくなり、そのうちやる気もなくなりますので、「やさしすぎず、難しすぎず」がポイントです!

また学校のカリキュラム通りに進まない方が良いです。学校の問題点は、生徒を横並びにすることです。できない子に合わせる一斉授業は、できる子を飽きさせます。

ちなみに公文公の息子は、小学生で微分・積分の計算ができるようになったそうで、高校生のレベルまで進んでいました。

2.得意科目をつくる!

まずは子供の得意科目を1科目つくることです。何でもかんでも手をつけるのではなく、まずは算数だけに特化します。得意科目が1科目でもあると自信にもなるし、一芸に秀でることで、勢いがでますので、他の教科も自然と得意になっていきます。

3.勉強を習慣化する!

毎日365日やり続けることです。1日30分でも良いから、毎日とぎれることなく勉強する。そのためにも勉強する場所は決めておくこと。勉強する時間も決めておく。

毎日続けていれば、勉強しない日の方が気持ちわるくなります。ハミガキをするように、勉強を習慣化することがポイントです!

人の集中力は15分ほどしかもたないとも言われているので、最初から続けて30分は無理でも、15分を2回に分ける、10分を3回に分けてでも「毎日30分の勉強」は継続しましょう!

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まとめ

子供にとって「勉強しなさい!」と言われるのは最もイヤなことです。勉強は楽しいと思わせることが大切で、そのためには親も本気で「勉強は楽しいもの!」と思わなければ子供には伝わりません。

まずは親が勉強を楽しむことです。「勉強しなさい!」と受け身で勉強しても面白くないですし、子供は自分の力で考えることを覚えると、勉強は楽しくなってきます。自力で解く、自分で考える力がつくと、子供は進んで勉強します!

算数は勉強の自信をつけさせるには最も適した教科です。やればやるだけ結果がともないやすい教科なので、まずは算数からはじめてみましょう!